ふき農と

富貴のこと、農業のこと、好きな事をブログしていきます。

巻きました

何とかかんとか巻きました。
キャベツが。

苗を植えた直後は青虫に葉っぱを食べられてボロボロになり、ある程度巻き始めたらナガメたちが遊びに来ていたり、果たしてキャベツはできるのか不安でした。

育てるのにやった事としては、スギナを中心とした草ひき、先輩にいただいた有機肥料を植える時、巻き始めた時にあげた事、近くにマリーゴールドを植えた事、あとは土寄せ。

そうしてできたキャベツの中で一番大きいものは、15センチ×10センチでした。
もっと色々な事をしてあげれば、もっと大きくなったかもしれませんが、できるだけ自然に育てたかったので、満足の結果です。

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それにしてもこんなにキャベツの巻く事が大変なんて、育ててみないと分からないですね。

何でもやってみないと分からないということを、身に染みて感じました。

収穫したキャベツは家に帰ってお好み焼きにして食べました。
葉がぎっしり詰まっていて、噛めば噛むほど甘味が伝わってきておいしかったです。

手前味噌なところもありますが、そう感じた事は事実なので自分で野菜を育てて食べるという事は素晴らしいですね。

プレミアリーグのホームグロウン※1はいまいちですが、野菜のホームグロウンは良いですね。

 

※1:イングランドプレミアリーグでは自国で育成された選手が、登録枠25人のうち8人を占めないというルールがあるが、あまり効果を出せていないという意見が多数あり。

小松と言えば

小松と言えば、ルイ・コマツ※1、ルイと言えばラモス瑠偉※2、ラモスと言えばお茶漬け※3。
日本人ならお茶漬けかどうかの論争はさておき、一般的に小松と言えば小松菜ですよね。

畑を耕して一畝を作ったけど何を育てようかと調べている中で、小松菜は栽培期間が短く、いつでもまけると知り、さっそく種を買いました。

芽が出てから間引けば良いとの事で、畝に浅く筋を引いて、その上にパラパラとけっこう適当に種をまいてあげました。

あんなまき方で良かったかなーと思い、自宅のベランダでもポットを用意して小松菜を育てる事にしました。
そうすると何が悪いのか、10個のポットのうち2個しか発芽せず、これは適当にまいた畑の方も発芽していないのではと心配になりました。

そうして2、3日後に畑を確認しに行くと、そんな心配は何のそのという感じで多くの小松菜が発芽していました。

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自然の素晴らしさ、畑のポテンシャルの高さを改めて実感しました。

そんなしみじみした気持ちを切り替えて、込み入っているところをゴメンねという気持ちで間引いてあげました。

その後も順調に成長していて、その都度込み入ったところを間引いてあげています。

あと、最近は川口由一さんの自然栽培の本を買い、その中で小松菜を自然栽培で育てる方法が紹介されていて、さっそく実践しました。

耕した畝が半分余っていたので、そこを活用する事にしました。(耕している時点で自然栽培のやり方とは違っているけど。)

種を前と同じ要領でまいてあげて、その上に20~30センチに切った草を被せてあげて完了。

本当はその後に草をクワで鎮圧してあげないといけないのですが、忘れてしまいました。

そんなこんなで一畝全部に小松菜の種をまいて、そして二つのやり方で育てる事にしました。

葉っぱが虫に食べられてボロボロになるのではという不安もありますが、食べられるのは未熟な証拠という事で、自然の流れに身を任せる事にします。

 

※1:小松塁セレッソ〜北九州で活躍した長身FW。長身だけど足元が上手い。
※2:言わずと知れた天才MF。ブラジルから日本に帰化して日本代表、ヴェルディで活躍。
※3:1994年に永谷園の「お茶漬け海苔」でラモス瑠偉が言っていたセリフ

トマトとバジル

上から読んでも「トマト」、下から読んでも「トマト」。

誰かが読んだら「ムバッペ」、そのまた誰かが読んだら「エムバペ」※1。

富貴の先輩からトマトの苗を10本ほどもらったのですが、肝心の畝が無かったので雨の降る中、クワを握り汗ダクになりながら畝作りをしていました。

体力的にも時間的にも限界だったので、一列は完成できず作成途中の畝にトマトを植えてあげる事にしました。

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土に油かすを入れてあげると良いと聞いていたのですが、持っていなかったので以前にキャベツを植えた時の肥料を使い、同じ要領で穴を掘って肥料を入れて土を被せるという流れで植えてあげました。
支柱が無かったので細い竹を切って、トマトを支えてあげる事にしました。

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これまで何回も苗の植え付けをしてきましたが、いつも何とも言えない特別な気持ちになります。

元気に育ってほしいという気持ち、新しい環境に慣れてくれるかなという気持ち、しっかり世話をしてあげないとという気持ち。

色んな気持ちが沸き上がる中で、最後は土の温かさが僕をホッコリと包み込んでくれます。

土、水、太陽、種。
シンプルな事なんだなと。
複雑化された現代社会だけど、もっとシンプルに考えようと教えてくれている気がします。

話は戻って、トマトのコンパニオンプランツはバジルという事を知り、株の間に種を5、6粒まいてあげました。

バジルは水を必要とし、トマトは水が少ないほうが甘くなるという事で相性が良いとの事です。
作る時だけでなく、料理をする時もトマトとバジルは合うので一石二鳥ですね。

しかし初めてバジルの種を見たのですが、ゴマぐらいの大きさで、これを畑に直接まいて果たして芽は出るのかと不安になりながら帰路につきました。

家に帰ってから、不安だったのでポットに腐葉土を入れて種をまいて育てる事にしました。

水やりもすぐできるし、何より毎日見てあげる事ができるのでワクワクしてます。

さてさてどちらも順調に育てる事はできるのか。
トマトバジルソースのパスタは食べる事はできるのか。
また一つ楽しみが増えました。

 

※1:フランス代表、PSG所属の若干19歳の天才FW。名前の読み方がややこしい事でも有名。

とりあえず枝豆

とりあえずビール。
そのお供と言えば「枝豆」。

畑を耕し始めた頃に、できるだけ手のかからなさそうな野菜を探していて、「とりあえず枝豆」という感じで買っていた枝豆の種。

これまで植えるものが多くて畝の空きが無かったのですが、なすびを植えた3列目の畝にスペースがあったので、そこで枝豆を育てる事にしました。

まず浅めの穴を掘り、そこに種を3粒まいて土を被せ、株間30センチ間隔で10ヶ所ぐらいにまいてあげました。

まいた直後や発芽の時に鳥に狙われやすいらしいですが、ネットなど守ってあげる物が無かったので、「鳥よ、来てくれるな」と祈っておきました。

他力本願でもいいじゃないか。結果が出たら。
ワールドカップのポーランド※1西野監督が教えてくれた事ですね。
ドーハの悲劇での武田のクロスミス、ラモスのパスミス※2から成長したという事で。

そしたら数日後、無事に鳥の被害なく発芽していました。

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友達にもらった綿花も芽が出ていました。

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キャベツ、サツマイモも順調に成長中です。

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※1:2018年W杯日本代表の3戦目で、負けているにも関わらずパス回しで時間を使い、フェアープレーポイントの差で決勝トーナメントに進出した。

※2:1993年イラク戦でロスタイムに失点してW杯出場を逃した「ドーハの悲劇」。武田とラモスがキープせずにボールロストしてしまい、失点のコーナーキックに繋がってしまった。

スペースをめぐる攻防

どこにスペースがあるか。

サッカーはどうしてもボールがあるところに注目してしまいますが、どこにスペースがあるかが重要なのです。

日本なら佐藤寿人※1、海外ならジラルディーノ※2あたりがスペース探しの名人です。

デフェンスは逆にスペースを作りたくないので、デフェンスラインを高く保って縦のスペースを小さくしたり、5人で守って横のスペースを小さくしたりします。

そういうデフェンスの意識から、畑もスペースがあると草に攻められるのでスペースを埋める事にしました。

以前にキュウリの苗を一本だけ買って植えたのですが、あと二本ぐらい植えるスペースが空いていました。。

せっかくネットを張るしスペースが勿体ないので、あと二本を買い足そうと農業屋へ行ったものの売り切れという始末。

季節的にもそろそろ終わりなのかなと諦めかけていたのですが、御所の師匠がちょうど二本の苗を持って来てくれたので、さっそく植えてあげました。

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その他、ナスの苗ももらったので、耕したばかりの畝に植えて、根元にワサワサとわらを敷いておきました。

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マルチ、わら、支柱が畑に加わってきて、遠目で見たらそれなりに畑っぽく見えてきました。(内容は置いておいて)

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※1:名古屋グランパス所属、J1通算165ゴールで歴代2位

※2:スペツィア・カルチョセリエB)所属、セリエA通算195ゴール

マルチと言えば

「マルチ」と言えばマルチプレイヤー、いや最近ではポリバレントですかね。
意味としては、一人で複数のポジションをこなせる選手の事を言います。

最近で言えば山村和也※1、少し前ならユ・サンチョル※2など、一人でディフェンスからフォワードまでやってしまう選手もいてます。

もっと掘り起こせば、90年代のメキシコ代表でゴールキーパーをメインにしつつ、フォワードでもプレーするカンポス※3という選手もいました。

そんなマルチの話で始まりましたが、話したいのはそっちのマルチじゃなくて、こっちのマルチ。

勘の良い方ならお分かりですね。
そう、マルチシートの事です。

畑で見たり、ワードを聞いたりした事は何度もありましたが、初めてのマルチ張りをしました。

秋に向けての栽培、そして育てやすい野菜という事でサツマイモの苗を20本購入し、3列目の畝に植える事にしました。

そして倉庫に未使用の黒マルチがある事を知り、友達が来ている時にみんなで張る事にしました。

「マルチ止めはいらないのかな?」と農業をやっている友達に聞いたら、「土で被せておけば大丈夫」との事で、マルチ持つ係と引っ張る係に分かれてスススとマルチを伸ばし設置し、土をサササと被せて完成。

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苗は株間30センチ間隔で、斜め植えで下から2節目ぐらいを目安にして苗を植えてあげました。

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サツマイモは土が肥え過ぎていると、つるぼけと言ってイモが大きくならない事があるという事で、それを防ぐために赤シソを一緒に植えると良いのですが、今からだと赤シソの植えるタイミングが遅いので諦めました。
ついでに、きゅうりのネットを張るために竹で支柱も立てました。
(それにしてもサツマイモの畝が曲がってて、素人感が丸出しですね。)

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まだ植えたばかりですが、今から秋が待ち遠しいです。

 

※1:鹿島からセレッソ大阪に移籍して2年目の2017年、フォワードとして8得点を記録、試合の終盤にはセンターバックとしても活躍。

※2:ボランチをメインにしつつ、横浜FM時代にはフォワードとして17得点を記録

※3:ゴールキーパーとして3度のW杯に出場、クラブではフォワードとして14得点を記録した年もあり。ユニフォームも自分でデザインする多彩ぶり。

いいコンビ

ワールドカップ真っ盛りですね。
日本代表の調子いいですね。 

その中でもピックアップされている香川-乾コンビ※1
遡ること2009年、この二人がJ2を席巻していた頃がありました。今まで一番ワクワクしたコンビに再びスポットが当たって嬉しいです。


香川真司&乾貴士 2009 KAGAWA Shinji & INUI Takashi

 

サッカーでコンビと言えば、他にもササコンビ※2、Ro-Roコンビ※3、立花兄弟※4など、たくさんありますが、野菜でも良いコンビというものがあります。

それは「コンパニオンプランツ」と呼ばれており、科学的な実証がないもののありますが、2つの野菜を近くに植えてあげると効果があると言われているコンビです。

最近植えた野菜のコンパニオンプランツが何か調べたところ、マリーゴールドがセンチュウという虫に効果があるという事、ニラがつる割病に効果があるという事で、さっそく種を買ってまきました。

キャベツ、ししとうの近くにマリーゴールド

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キュウリの近くにニラ。
ニラはいっぱいでき過ぎると食べ切れないかもしれないけど、マリーゴールドはいっぱい咲いても良いだろうと思い、余った種は畑の端のほうにザザザっとまいておきました。
コンパニオンプランツのデメリットとして、収穫の時に野菜同士の距離が近いため収穫しにくいという事があるみたいです。

 

それにしてもキャベツが青虫においしく食べられていて、オリンピック後のマラカナンスタジアムの芝生※5みたいにかわいそうな状態になっています。

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ある先輩は「それでも真ん中がやられなければ大丈夫」、ある先輩は「これだけやられていると厳しい」というアドバイス

ひとまず青虫を捕まえて畑の遠くへ投げる、葉っぱをスリスリして卵を潰すという地道な努力をする事にします。
週1回しか世話できないので、防虫ネットを買ってキャベツを覆ってあげようかな。

今まで何気なく野菜を食べていましたが、自分で育てる事によってありがたさをヒシヒシと感じている日々です。

 

※1:2009年のセレッソ香川真司乾貴士は二人で47得点を挙げる活躍
※2:1998年W杯のチリ代表でサラス、サモラノのコンビでベスト16進出
※3:1990年代ブラジル最強FWコンビのロマーリオロナウド
※4:キャプテン翼で出てくる「スカイラブハリケーン」が必殺技のコンビ
※5:オリンピック後に財政難で管理ができず芝生がボロボロになった